アイルランドに住む青年、ダーラ・ケリー。作家を目指しており、コンテストに応募し続けるも、

結果は連戦連敗で全く芽が出ない。
そんな中、交際相手のアシュリンからも「あなたが書く物語はワクワクしない」と言い放たれ、

ダーラはようやく自分自身の作風を見直すことになる。

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ダーラが一緒に住む家族は、ハンドメイド雑貨職人の母スーザンと、歳の離れた妹メアリー。

父は船乗りで数か月に一度しか家に帰らない。
そしてもう一人、ケリー家がホストファミリーとして受け入れている語学留学生、日本人の菜実がいる。

明るく天真爛漫で写真が大好きな菜実は、滞在二ヶ月目ですっかりケリー家の一員になっている。

菜実は日本での社会人経験を経て、結婚前の自由な時間を長年の夢だった海外留学に充てているのだ。

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ある日、ダーラの母スーザンは、シュガークラフト（砂糖細工）コンテストの情報をダーラと菜実に伝え、

二人にアイディア集めの旅に出ることを提案する。

そのコンテストでは作品をストーリー仕立てにすることが条件となっていた。
二人は旅に出ることを決め、行く先々でダーラは物語を書き、菜実は写真を撮りながら、

それを基にスーザンがシュガークラフトを作っていくことになった。

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旅に出た矢先、羊を見かけた菜実は、ダーラに物語の主人公を羊に設定することを提案する。

ダーラはそれを拒否するも、半ば強制的に羊の物語を書き始めることになる。

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果たして二人の旅の行方は？
ダーラが書く物語は無事に完成するのか？

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ヨーロッパの果て、緑が美しいエメラルドの島から生まれる、ちょっと不器用な生き物たちの、ハンドメイドストーリー。